臆病者の好奇心

海外一人旅したり、考えたり、勉強したり。

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ブライアントパークで朝食を

前回の翌日の話。

 


前日にウォール・ストリートに行ったが、時差ボケで身体がしんどかったのもあり、早めにホテルに帰った。

 


翌日は朝早く起きて、朝から動き出した。

 


この日はとにかく散策をしようと思い、ひたすら歩くことに。とりあえずタイムズスクエアに向かって歩いた。カフェでテイクアウトして、良さそうな公園を見つけたらそこで朝食を摂ることにした。

 


平日の朝だったのもあり、通勤する人々に囲まれる。みんな早足で急いでいるように見えた。人の流れを見てみると、タイムズスクエアに向かってる人も多かった。タイムズスクエアに職場があるというより、タイムズスクエアを通勤ルートとして使ってる人も多そうだった。意外と多くのビジネスマンがタイムズスクエアを通り抜けていた。日中と夜の観光客で溢れる時のタイムズスクエアより落ち着いて歩ける。人混みが嫌いな人は朝の散歩がオススメ。

 

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朝からタイムズスクエアはネオンがすごい。この日は曇りだったから朝には見えないと思うが、これで朝の8時台。

 


地下鉄の出入り口もタイムズスクエア仕様だった。

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途中でカフェに寄ってサンドウィッチなどをテイクアウトした。食べる場所を求めて近くの公園を目指すことに。グーグルマップで確認してみると、ブライアントパークが近くにあることがわかりそこまで歩くことにした。ニューヨークは夜景が綺麗だと良く言われるが、私は夜景よりも人が比較的少ない朝にのんびりと散歩するのが好き。

 

 

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しばらく歩いていると、地面から水蒸気がモクモクと出ている光景を目の当たりにした。どうやらビルの暖房設備の関係で地面から水蒸気が出るらしい。この時は夏だったのだが、色んなところでこの水蒸気の光景をみたような気がする。詳しいことはよくわからないが、この光景もザ・ニューヨークという感じがする。

 

 

 

 

ブライアントパークに着くと、私は一目でその公園を気に入った。高層ビルが立ち並ぶ中に突如として現れる。公園の中心に芝生があり、その四方にベンチと椅子が置かれていた。芝生がとても綺麗で、ここがマンハッタンの中心とは思えないほど。日本の公園って木が鬱蒼と生い茂ってる所が多いけど、ニューヨークの公園はセントラルパークを除くと見晴らしが良い公園がいくつもある。私はブライアントパークのような公園の方が好き。この公園は私にとってニューヨークの中で2番目にお気に入りの場所になった。

 

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ここでテイクアウトをしたサンドウィッチなどを食べたのだが、芝生を眺めながら食べる朝食は最高だった。公園には朝からたくさんの人がいた。私と同じように朝食を食べてる人や、会話を楽しんでる人、電話をしてる人がいた。みんな各々公園での時間を満喫しているように見えた。ニューヨーカーにとって公園は生活の一部なのだろう。たくさんのニューヨーカーが公園に吸い込まれていた。

 


ニューヨークは東京以上の大都会。東京よりも遥かに高層ビルが多い。人の多さは正直東京の方が多いと思う。(調べてみたらニューヨークのマンハッタンが160万人で東京23区の人口は920万人....)が、東京以上のビルの密集度で一見余白がないように感じられるが、マンハッタンにはたくさんの公園があり、どの公園も大都会の割にかなり広い。また、ベンチなどは東京以上にたくさんあり、外でも休憩できる場所は至る所にある。東京の方が公園は少ないし、外で休憩できる場所も少ない。そのため意外とニューヨークの方が開放感があったりするし、余白もある気がする。私がニューヨークを好きな理由の一つは休憩できる場所が多い所。そして公園が綺麗な所だ。

 


ブライアントパークで朝食を摂ってしばらくぼーっとしていた。色んなことを考えていた。そして、「あぁ、ここまで一人で来れたんだ」という喜びに浸っていた。以前ブログの記事に書いたが、私はもともと受け身になりがちな傾向がある。あまり自分の考えや意見を周囲に伝えられないし、周りに流されてしまうことも今でも多々ある。自分から何かをするという機会が今までの人生でも少なかった。そんな私が急にニューヨークに一人で行くと言い出したから、周りは少し意外だったかもしれない。ニューヨークに行くことを決めてから手配なども自分で行い、英語が苦手ながらも何とかチェックインできてカフェで食べたい食べ物を注文することができた。すごく些細なことなのかもしれないけど、私にとってとても大きな前進のように感じた。自分の行動範囲が広がったことがとても嬉しかった。ニューヨークのど真ん中にある公園でひとりポツンとそんなことを考えていた。

 

 

 

ここでぼーっとしていたら、いきなり私の背後から中国人のおばちゃんがものすごい勢いで中国語で話しかけてきた。Are you Chinese?などの枕詞も一切言わず、いきなりものすごい勢いで中国語で私に何かを語りかけている。その勢いに押されそうになりながら、タイミングを見計らって私は日本人だよと言ったら、「あら、そうなの....」という顔をしていた。ちなみに、他の国でも同じことがあった。

 

 

 

ブライアントパークの隣にはニューヨーク市立図書館がある。今も現役の図書館でニューヨーク市民は利用できるらしい。少し前に放映されていたBANANA FISHというアニメにも何度か出てくる(このアニメは名作なので是非みて欲しい。)。図書館の中は観光客でも自由に見学できる。日本ではあり得ないくらい図書館が広いし、内装もとても豪華。しかも建物から歴史も感じ取れる。こんなステキな図書館で読書や勉強ができるのは本当に羨ましい。

 

ちなみに、御手洗いもついでに利用するといいかも。ニューヨークは気軽に利用できる御手洗いが日本に比べてかなり少ない。基本的に駅などの御手洗いは、グランドセントラル駅などの超大型駅を除き、利用しない方がいい。御手洗いに行きたい場合は、カフェなどの飲食店やショッピングモール、図書館などの公共施設を利用するのがいい。お店単位で話すと、ユニクロの御手洗いが一番利用しやすかった。飲食店などの場合は御手洗いの入り口に鍵やロックがかかっている場合もあり、その場合は店員に教えてもらうか、その店で購入したレシートにパスワードが書かれていることがある。ユニクロは特に鍵などかかっておらず、一番気楽に使えた。スマホのアプリで、マンハッタンの御手洗いの所在地が一目でわかるのもあるので、それを活用するといいかもしれない。意外と苦労することもあるので、事前に日本で調べておくといいと思う。

 


 続く