ひとり旅の面白さは、充実度の違いにある
その3に行く前に.....
旅そのものの面白さは何か?を自分なりに考えてみたので、そのことをつらつら書いてみたいと思います。
旅というと、人によって色んなイメージを持つと思います。旅そのものであっても、ツアーをイメージする人、バックパッカーをイメージする人、友達家族と旅行に行くイメージを持つ人。さらに、その旅に対して抱く感情も、とても面白くて大好きだと思う人、つまらないと思う人、大金叩いてまで行く価値もないと思う人、ただただ疲れるだけだという人......
人によって何を楽しいと感じるかも何が大事だと感じるかも違います。ある人には楽しいとか良いと思うようなことでも、他の人にとっては何で?ということもよくありますし、人それぞれ好きなことや楽しいことは違いますし、それでいいと思います。
ただ、わたしにとっては、旅というもの、特にひとり旅がとてつもなく楽しくて好きなことの1つです。
わたしがひとり旅を好きな一番の理由。それは圧倒的自由があるという点です。
海外旅行は今まで何度も行っています。これまで東南アジアやアメリカ、ヨーロッパなどに行きましたが、全部友人や家族と行っていたり、ツアーで行っています。
旅行をしても、ただ何となくだれかが決めたからとか、ツアーで組まれているからという理由で、何も考えずにその国の主要な観光スポットを巡っていました。
だれかがどこに行くか決めてくれていたし、ツアーであればそこに行くまでの交通手段も全て組まれているので、こちらが何も調べる必要はありません。
そのため、日本に帰ってきてからも、写真に写っているのがどこなのか、またそこが何で有名なのかなど、あまり覚えておらず、ぼんやりとした記憶しか残りませんでした。
昔は海外には行ったけれど、ほとんど英語を話す必要もなかったし、自分で調べる必要がなかったので、何も記憶に残っていませんでした。そこに行った理由も特になく、ただ有名だからとか、みんなが行くから、という理由だけで決まっていました。自分の意思でどこに行きたいのかを考えたことがありませんでした。
そのため、旅行は退屈だと思っていました。あととても疲れるものだということ。好きでも嫌いでもないし、特段行く必要もないなーと思っていました。ニューヨークに行く前に最後に海外旅行をしたのは、4年以上前でした。でも、昨年までは特に海外行きたいなとも思っていませんでした。
ですが、突然思い立ったかのようにニューヨークに行くことを決意し、ニューヨークに行く前も行ってからも終始ビクビクしていました笑
お店でオーダーするのも勇気がいたし、人に道も聞けませんでした。笑 アラサー、こんなもんか....と自分でも笑ってしまうほどでした。
ですが。帰ってきてから特に感じたのが、あの時間はとても充実していたということ。自分が気になる情報を片っ端から調べたり、行きたい場所までどういうルートで行くのか、地下鉄にはどう乗るのか、どの道を通るのか、全てを自分で調べ、自分で決めます。全て自分次第だし、失敗しても自分でどうにかしないといけない。
やってる時はとても大変です。ですが、帰ってきてから、旅の記憶が驚くほど残っていたんです。写真を見返しても、そこがどこかであったり、どのエリアにあるのか、周りにいる人たちはどんな感じだったのかまで、結構リアルに記憶に残っていたのです。こんなことは初めてでした。
そして、記憶に深く残っていたのも、全て自分が決めていたからだと気がつきました。
私の日常生活の中では、あのニューヨークのひとり旅ほど、自分の身の回りの全てを自分で決めなければならない状況ではなかったことにも気がつきました。
全てを自分で決めること。これは言うほど簡単ではないし、とても大変なことでもあります。だけれど、圧倒的な充実感が余韻として残り、その余韻がとても心地良かったのです。
この圧倒的自由は、人によっては日常で得られる人もいると思います。それに、手段も様々だと思います。
けれど私の場合は海外ひとり旅でした。だから私はこれからも海外ひとり旅を、ビビりながらも続けていくつもりです。