臆病者の好奇心

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他者依存的だった自分が、少しだけ主体的になれた経験

ニューヨークのひとり旅は、私にとってとても貴重な経験となりました。なぜかというと、私が初めて最初から終わりまで全てを自分で決め、行動しきった経験だからです。一言でいうと、主体的な選択を終始し続けた経験でした。

 

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私はもともと他人に依存的で、受け身で生き続けてきました。学生時代も、敷かれたレールに沿って何となく学校も選択してきました。特に自分がやりたいことはありませんでした。好きなことはありましたが。。

 


受け身って楽なこともある反面、他人に左右されることなどからくるストレスもあるんですよね。わたし自身、ある時わたしの人生を他人に左右されていいのかとふと思い、受け身で生き続けてきたことにもの凄く後悔するようになりました。

 


  わたしの人生はそれで幸せなのかと....わたしの人生を振り返るのと同時に、どうあればわたしが幸せになるのかをひたすら考えました。そこで行き着いたのが、主体的に生きることがわたしの幸せだということです。

 


自分の人生は自分で決める、他人になんと言われようと、成功してようが成功してなかろうが私が満足していれば、私が幸せであると思えばそれでいいんだと。そう思うようになりました。

 

 

 

そこまでの答えは見つかったのですが、特に時間が掛かったのがそこからでした。ずっと受け身で生き続けた人間が急に主体的になるといっても、自分が何をしたいのかもわからないんです。そこから、自分のやりたいこと探しを始めました。

 

 

 

たくさん迷走したし(今もしてます)、たくさん失敗もしたし、他の人にも迷惑をかけてきました。苦労の末にやっと見つけたのがニューヨークへのひとり旅。

 

 

 

航空券からホテルの予約、観光ビザの申請、海外保険、治安などの情報を集めたり、自分で旅行プランを立てたり.....全てを予算が許す限り自分がやりたいように決めました。

 

 

 

 


学生時代にボランティアなどのやりたいこと に挑戦したこともありましたが、あくまでチームでの活動だったのもあり、私が決めなければいけないことはほんの僅かでした。私が決めなければいけないという状況ではありませんでしたし、最悪の場合逃げるという選択肢がありました。

 

 

 

しかし、ニューヨークのひとり旅は逃げるという選択肢がない状況でした。一度ニューヨークまで来てしまったからには、そんじょそこらの理由では帰れない。

 

 

 

英語が分からなかったり通じなかったりで初日から心が折れ、日本に帰りたいと心から思いましたが、帰れない状況でした。もうやり切るしかありませんでした。

 

 

 

なんとか持ち直し、何だかんだで最終日までにニューヨークを楽しみました🗽実際に行ってた時よりも帰ってきてからの方が、自分で全てを決めて行動したことへの充実感がありました。やり切った感というのかな。

 

 

 

一人旅では全て自由です。どこに行こうが法律を破ったり、現地の人に多大な迷惑をかけない限り何をしても自由です。圧倒的自由がありました。そのかわり、全てが自己責任。

 

 

 

パスポートや現金を盗まれても自分の責任。助けてもらうことは出来るけど、一度盗まれたら帰ってきません。だから、事前に予防をする必要がある。どこが危険な地域なのか、避けた方がいい時間帯はなど、ありとあらゆる情報を事前に手に入れないと、スリへの対策を立てられません。

 

 

 

自由には、責任が必ず伴います。自分で全てを決め、自分で対策を立てないといけない。とても大変なことでもあります。

 

 

 

ですが、ニューヨークひとり旅で味わった圧倒的自由は、わたしにとって生まれて初めて味わった充実感、生きてる実感がありました。自分のことを、自分でコントロールし自分で決められる、そのことへの喜びがありました。たぶん、友人と行ったり、ツアーでは味わえない充実感です。主体性がないと味わえない達成感、充実感があることを、わたしは初めて知りました。

 

 

 

たぶんその充実感や達成感は、ひとり旅でなくても得られます。日本でも得ている人は得ているはずです。わざわざ海外に行く必要も無いのかもしれません。

 

 

 

ただ、今の私には、海外にひとりで旅をするということが、その充実感を得られる手段なのです。それでいいのかなと。

 

 

 

ただ、欲を言えば、日常でも充実感を増やすことが今の私の願望でもあります。そのためには....ひたすらやりたいことを行動に移すしかありません。